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てつるぶろぐ

仮住まいなう

それでも銀塩なのだ

FUJIFILM弊社の写真事業への取組みについて」。

大学の学芸員の実習で、モノクロの現像・焼付けをやったことがあります。
ステンのシェーカーの親戚みたいなものにダークバッグの中でフィルムをまきつけさせたリールを入れて、現像液やらを入れては攪拌、入れては攪拌してフィルムを現像。現像したフィルムを引き伸ばし機を使って印画紙に焼き付けてまた現像液やら定着液でプリントにする。

現像液の中で徐々に浮き上がってくる被写体。
どきどきしないはずがないです。

20060122-1
Minolta alpha-7 * Sigma 20mm/1.7
Tv100 : F2
2006/01/08 17:55 大分マリンパレス うみたまご


水のように澄んだ空が星を漬し、星を現像していた。
しばらくすると夜が来た。
サハラ砂漠は月光を浴びて
砂丘へとひろがっていた…
Antoine de Saint-Exupery, 「南方郵便機」 堀口大學

液の中で、紙の上に浮き上がってくる(もう一つの)世界。

思えばフィルムカメラというのは祈りの連続ではないでしょうか。フィルムの装填、一こま一こまのシャッター、巻き上げ、現像。さまざまな工程の上に脆くも成り立っている写真というひとつの魔法。
デジカメ、嫌いじゃないんですが。まだフィルムから完全にシフトするには至らないかな、という気がします。

写真の、言語にできない部分の多くは銀塩に残ったままだと信じておりますので、(業界で一人勝ちだとか言われても)冒頭のリリースを受けて、これから(も)フジを使わせていただきたいと思います。
あ、でもたまにはAGFAとか使わせてください。(笑)

コニカミノルタの今後の引き受け先がソニーで、QUOLIA回収とかLAMEソースコード盗用疑惑とかrootkit事件とかwalkmanAのゴタゴタとかあった"メーカー(関連会社含め)"を受け入れる気には申し訳ないけど今のところなれないので、移行はしないかと。
コニミノがサービスしてる間にフォーカシングスクリーンかえようかな。