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てつるぶろぐ

仮住まいなう

昨日の読了

02* biblio

今日のエントリの文体が違っているのはこの本のせいです。
オンライン書店ビーケーワン:そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります
「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」川上未映子


信心がどうのというところで

けれども、私の理想としては、なんかこう、もっと、ガチンコ謙虚にいきたい。なんかこうもっと、奥ゆかしさとゆうか、なんかもっと謙虚によ。こう、なんていうの、人生を生きることはすんごい特殊なことではあるけれども、一方、実は、この人生、そんな大したことでもなんでもないのかも知れないとゆう姿勢をね、「かもしれない」、とゆうこの姿勢をね、ちゃんと持っておきたいのだなあ。
信じるんであれば、まったく違う真逆の二つの可能性を、同時に信じていたいものだ。
けれども人生に本当は意味なんてない、そう思って生きてゆくのはあまりに辛いのであります。なんでか知らんけど、きっと象の鼻が長いように、月が光って見えるように、なんでそうなって、おるんでしょう。言語を持つ我々は、意味なくして生きることは不可能なんでありましょうけれども、でもよ、その屁理屈のコネ方には世界への了解のセンスががっつり出るんであって、なので考え方の書かれたあれやこれやの本を読むことそれは楽しいことでもあるのだった。楽しいと感じることに意味はないけれども。気の利いた哲学は古今東西を問わず、おしなべてそれぞれに脳の思考の癖を大前提にした屁理屈自慢以外の何ものでもない。しかもそれは人生を賭すに値する最高級な退屈凌ぎであります。(pp. 66-67)


この人を知ったのは以前日経新聞の坂東さんのコラムから出たネコ殺し騒動の時なんでありますけれど、いやもうその時なんてかっこいい人なのかと感嘆した訳でありまして。なんて言うていいのかわからんのですけれども、俯瞰しているようなメタな感じがカコイイなとか思ったのです。素直に。
その割にこの「そらすこん」ではえらい過激な喧嘩の話が載ってて仰け反ったりもしたのですけれども。(笑)
別に読めと薦めるでもないのだけど、気に入った本ということで。ひとつ。
ま。とにかく屁理屈がっつし捏ねていくぞー<違う