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てつるぶろぐ

仮住まいなう

そうだ、うみたま行こう。

3/21のおはなし。


世界でも類のないというトドショーがうみたまごにて始まるというので、前日12時過ぎまで呑んでた眠い目をこすりながら朝6時20分過ぎ発のいつもの特急ソニックに乗って別府まで行ってきました。


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ほんのり雪化粧をした山を眺めながら別府について、北浜のバス停までてくてく歩いていたら
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おいしそうな芋屋さん発見、しかしもちろん開店前(笑)


北浜の停留所からいつもの時間のバスに乗って、いつもの開館10分程前にうみたまごに到着。
そしたら前回同様飼育員のY田さんが出勤されてきてたので「おはようございますぅー。久しぶりに来ました」って声を掛けたらまた「まだ開いてませんよぉ」って笑われつつ。
さすがに1月の冷え込んだ時とは違って開館前に発券コーナーの前にたむろするお客さんの量も気持ち多い目な中、開館。これで6回目になる会員証と入館券を受け取り、「今回の来館でゴールド会員ですので館内のインフォメーションまでお願いします」と言われるのを内心(お客さんで混んできたらね)と思いつつ館内へ。で、いきなり順路ガン無視して海獣たちに挨拶(笑)
朝一だと他にお客さんもいないし動物も退屈してるとこなので反応が良いのでこっちもエンリッチメントの一環だと思っておもちゃになったつもりでアクリルの前を右へ左へ走り回る。(変な客)


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トドのちびっこが朝の妙なテンションでアクリル越しに見るカメラに興味津々だったらしく、「ねえねえなにそれなにそれなにそれねえねえねえねえみせてみせてねえ」って感じでずっとつきまとってきてた(笑)。


おじさんおにいさんはあんたが生まれてまだ一ヶ月だった頃から見てるんだぞお。


そのあとはもうゆるゆるだらだらとイルカに挨拶をしたり
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ラッコの餌やりを見たり(わざわざアクリル側にラッコを誘導してくれた飼育員のお姉さんありがとう)
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大回遊水槽の餌やりを見たり、セイウチショーを見たりしてから、
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トドのヨネ太郎水槽(元ラッコ水槽)へ。
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トド水槽の前にはすでに地元テレビ局のカメラさんたちが来ていてたので、カメラの三脚の間にちょこんとちっさくなって陣取るわてくし。
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ショーはトレーナーのお兄さんとトドのヨネ太郎の友情がテーマで、お姉さんが進行とチャチャ入れ担当。


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ボールバランスとかできる?


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できるよな、ヨネ太郎!


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よいしょ…


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ってこれボールじゃなくてボウルじゃないかよー!


というかんじで全般にほのぼのとしていながら最後にトレーナーお兄さんが
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マイクとかベルトとか外して
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ヨネ太郎にしがみついて
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え…
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!!!
っとトドのヨネ太郎の背中にしがみついてそのままプールに飛び込むという大技(ていうかいつか怪我しはるんじゃないかと…)で締め。


トレーナーさん緊張してて時々噛んでたりお兄さんとお姉さんの台詞がかちあったりとある意味ハラハラしましたが(爆)、良くできておったように思います。そしてまだまだ面白いことをしてくれそうな予感。


地上に出て今度はイルカショー(ここのイルカショーは完成度が高くないのが逆にお客さんを上手く掴んでると思う。「イルカたち、失敗したということに気づいてませんね。このままじゃ次に進めないので早く気づいてくれないと困るんですけど…」みたいなことが結構、ある(笑) )を軽く見てからお昼を食べ。
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ジャーンプ。


その後はもうひたすらうろうろ。
またイルカショーを見て、結構かぶりつきの所で濡れるの覚悟で写真を撮って。さすがに「やばっ」って思うほど飛沫が飛んでくる時はカメラかばったけど。
うみたまごではかぶりついてる人にはちっちゃなタオルを貸してくれるんだけど、ショー後に「ありがとうございました」ってスタッフさんにタオル返して立ち去ろうとしたら「あの、背中結構濡れてますよ」って苦笑しながら拭いてくれた(爆)世話の焼けるやつだ、我ながら。その後ちょうど近くに朝会った飼育員さんがおられたのでまた立ち話。


夕方になってカフェテリアで晩ご飯を食べ、また中をうろうろしてから、今度はレストランのA-ZOOで一杯引っ掛けようとお店に入ったらお店のおにーさん(男前)に「あっ、また写真撮られます?」とにこやかに声掛けられる…ってまた?前来て写真撮ってったのって去年の8月だしその後って1月にちらっとカクテル呑みにきただけなんすけどよく覚えてはるなあ、と妙に感心。「いやー、一時間前にご飯食べちゃったんですぅ」と言いながら別府湾の夕景を眺めながらグラスワインを傾ける。しやわせ。
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二杯目を注いでもらっている時ちょうど三日月と目が合い(?)「あー月が綺麗ですねー、ふふふ」と言いながらワインをかぱかぱ。してる内にお月さんがしずしずと高崎山の向こうに沈んでいきそうだったので慌てて80-200mmを引っ掴んでバルコニーに出さしてもらってパチリパチリ。
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こんな月でした。


上着を置いてたのですぐ冷えてきたのでレストランに戻って、ワインを飲み干して会計してレストランを失礼し、そのまま気持ちよい気分で軽く海獣たちに挨拶してうみたまごからも失礼致したのでした。
しっかりlensbabyで遊んでたけどね。
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滞在時間だいたい10時間、なんかもう観光とかじゃなくって仕事のノリだなと我ながら苦笑。いやもう相変わらず楽しい、というかいつになってもソフトウェアの質が落ちないところが尊敬なうみたまごでした。


とりあえず愉快な仲間たち。
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でまあここから下はちょっち暑苦しいお話。




飼育員さんと立ち話をしてて思ったこと。素人目に見て結構盛況だったのですが、「いやーまだまだ経営陣から見たら冷や汗もんですよー」と笑われまして。


以下そのあとつらつら考えた一般論。<この一文書き忘れてた
旭山動物園のお陰で全国どこでも、例え地方であっても水族館・動物園にお客がこないことに言い訳ができないんですよね、今。「あそこの成功も良かったんだか悪かったんだかですよねえ」などと飼育員さんと言って笑ってたんですが、それから暫くつらつらと色々考えて。集客力不足に言い訳ができないというのは聞こえは良いのですが、旭山の「奇跡」が短絡的に一般化されて、というか都合良く解釈されてしまって、旭山のようにボトムアップで質の向上を目指すのでなくトップダウン的な方向で(というか日本の動物園水族館はトップが行政側から腰掛けでやってきたりするのでトップダウンの方針が成功することはあんまりなかったりするんだけど)安易な客寄せをすることの理由付けにされたりはしまいかと1ユーザとして心配だなあと。そもそも動物園や水族館の目指すものは旭山ではないし、来園・来館者のアタマ数を増やすことでもないんじゃないかと思うのです。もちろんアタマ数も施設の存続の大義名分にとって大事なのですが、ユーザの量だけを見て質を見ていないのが旭山談義の問題点ではあるまいかと。観光バスでドヤドヤとやってきて、1時間やそこらで派手な部分だけを見て帰る回転の速いお客さんを集めれば収益的には良い、興行的に成功したものであるかもしれませんが、いやしかし上の評価はあがるだろうけれども、しかしなんだかなあともやもやと考え込んでしまうのです。入場者とか事業収益とかじゃない評価軸ができればいいんですけどねえ。質の定量化なんて難しいからね。


ま、ユーザが運営にとやかく言っても仕方ないんだよね。とにかく、ユーザが成長すること。供給する側より先にオトナになるつもりでいること。「かわいい」から入ってもいい、けどそこからすぐに卒業してその先にある何かを見つけて掴むこと。ちゃんと足を運んで、感じること。
大学生の時に行ったJAZA(日本動物園水族館協会)の一般向け会合で、WWFの佐藤哲さんが言ったことでショックだったんだけど、「動物園は必要のないものである」というところから出発するのって大事なんじゃないかな。動物園やら水族館なんてライフラインじゃないからなくたっていいシステムで、(社会教育自体がそうなんだけど)だからこそユーザの方からさ、スタッフやら行政やら引っ張っていくくらいの気持ち持って大事に育んでやってもいいんじゃないかなとか思うんですよね。あんたたちそんなしょうもない客寄せしてんじゃないよ、そんな遅れててどうすんだよ、ほれほれこっちはもう先に行ってるよ、って一緒に同じところを見つめながらケツをぽんって押しながら言えるユーザをもっと増やしてやんないとね。


そして動物たちを背負ってる人には、とにかく考えながら全力で走り続けてもがいていて欲しいなと思うのであります。いやほらひと事だし<こら

わたしたちにできる奇跡は、生きつづけることよ。来る日も来る日も生命というもろいものを支えてゆくこと


白の闇ジョゼ・サラマーゴ


博物館学も教えてもらったし、実習でも世話になったし、今でも個人的に博物館やら図書館やら動物園やら水族館に一宿一飯の恩義以上のものを感じていたりするので。
友達には「年に一回くらい行けば十分じゃないの?」とか言われるんですが、なんのなんの。センスオブワンダーですよ。見れば見るほど見なきゃいけないと思うのです。


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そう、あんたたちが面白くてしゃーないんだよコンニャロ。