てつるぶろぐ

仮住まいなう

セーラー・ペンクリニック


土日と小倉の伊勢丹でいつか行こうと思ってたセーラー万年筆の無料ペンクリニックが開催されていたので、以前落っことしてペン先を曲げてしまったrotringを連れて土曜日にバスに乗って行って参りました。
ほんとは先週福岡市内の文具店でやってたんだけど帰省していたもので行けなかったというのあるのですが。




12時半くらいに着いたら当然ドクターの川口さんはお昼休みということだったので、こちらもお昼を食べて待つことに。
10分前くらいに会場に戻ったら老夫婦が一組待たれていたのでその次に並んで待機。してたらすぐに川口さん登場。町工場とか激しく似合いそうな方で、手はブルーブラックのインクがいっぱい着いてた(笑)

老夫婦の奥様の方が歩み出て、川口さんと対面する感じで着席して、色々話しながらメンテナンスしてもらって、「ああ、これはこの部品が取れてなくなってるからだね。このお店で取り寄せるといいよ。パーカーでしょ?2-3000円であると思うよ。50年は持つからね、大事にしてね」とか説明されて終了。もうこの時点でわたくしの心は激しく鷲掴み。いいおっちゃんやないか。


んで、順番がきたので「こんにちはー」とか言いながら"患者席"に座ってかくかくしかじかと説明。ルーペでペン先を見た川口さん、「うわっちゃー」と呻かれる orz
シロート目に見ても明かに曲がってるペン先を色んな道具使いながら丁寧に伸ばして、切り割りをゴリゴリと開いて(鉄ペンだからな…)、サンドペーパーとラッピングフィルムで先を磨くという工程を何度も繰り替えされる。小学校の時にNHKの「はたらくひとたち」が大好きだったわてくしは間違いなくそこで相当嬉しそうな顔をしながら眺めてたと思います(爆)


ちょっと世間話的な会話をしてる時にここぞとばかりに「いやー実は左利きでして、プロフィットレフティ(セーラーの左用万年筆)も使わせて貰ってるんですが…」って言ってみたら「え、左利きなの?じゃあ左用に直しとくよ」みたいな感じでまた研ぎ直して貰えたのです。日本は矯正して直しちゃうから左利き用のペンが出ないって裏(?)情報とか教えてもらいながら。rotringもあんまり左やらないメーカーらしい。むう、好きなのに。


研ぎ終わったのを「じゃあ試し書きしてみて」と渡されて、紙にさらりと…ああ、新品の時より全然快適っすよ兄さん!てか何でrotringはこの状態で売ってくれてないのですか!という位良い感じに仕上がっておりました。「まー半年も使ってればもっとなじんで書きやすくなるから。またそのうち福岡でもやるから来てね」と有り難いお言葉を貰って診察終了でした。




メーカー問わず、無料でこういうサービスをされているセーラー万年筆、めっちゃ良い仕事してますねえ。なんか「34丁目の奇蹟」を見ているようでした。
そのうちイージーオーダーでもお願いしたいなあ、とまんまとハマってる人間がここにおります。(笑)




ペンクリニックの後は小倉の美術館とかでめぼしいものやってなかったので下関に出て海響館覗いて帰りました。
海獣担当のお兄さんが新顔だったような。アザラシの餌やり解説の後ヘッドセットのスイッチ切り忘れて何か話そうとして「しまった…」みたいな顔してたのが可笑しかった(・ω・)
ショーも人が変わるとどこか息がズレるもんだなあと勉強になりました。
で、いつものごとく回転寿司つまんでバスで帰りました。しかし何て悠々自適な生活。