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てつるぶろぐ

仮住まいなう

うみたまご、3年ぶり。

480.76 zoo/aquarium

水分の話

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3年ほど前まで福岡の職場にいまして、そのとき、違う課だけどいろいろ仲良くしてくれていた先輩二人が職場結婚されるということで(当時から既にお付き合いされてたのですが)、先日いそいそと一人で九州に出かけてきました。*1


で、どうせなら福岡に住んでいた時にこまめに行っていた水族館うみたまご*2に寄ろうと思って、1月くらいの段階から飛行機を大分行きでセッティングしていたのです。羽田発7時50分とかの便で。


あの地震が起きて一通り落ち着いてから、そういえば飛行機には乗れるんだろうか(飛行機よりも電車の方のダイヤ乱れで)と心配しながらも、いざ当日はすんなり羽田まで出られて、天気のいいフライトで、眼下の近畿地方は雪雲っぽいサラサラとした雲に覆われていて。
何故かざわざわと胸騒ぎがしつつ、飛行機は無事大分空港へ。



地方の空港は一人で降り立っても全然知らない出迎えの人を見るとなごむよね、と思いながらバスに向かって、別府北浜バス停で乗り換えをしてうみたまごの前まで。
北浜で乗ったバス、大分方向行きだと思ったのに別府駅方向に動きだし、「すわ間違えて乗ってしもたか…!」と思っていたら別府駅でUターンしてまた北浜まで出て大分方向に行ったので、自分が知らない間にルートが変わっていたようでした。
二度目の北浜バス停を出た後、「えー、うみたまご高崎山自然動物園で下車ください。料金は北浜から230円です。お子さんは半額ですよー」って運転手さんがおもむろにアナウンスしだして、しかも少し誇らしげな感じ。


そうだよね、ふるさとの目玉観光地だもんね。



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うみたまご前について、いつも預けてたロッカーに荷物を放り込み、リピーターカードも有効期限切れてるだろうし、と黙って券売機でチケットを購入して入館。
入る時にチケットもぎってくれたお姉さん、よく通っていた時にいつも見かけていた人が相変わらずだったので勝手に嬉しくなる。


特別展は「大分のイルカとクジラ展」。挨拶を読むと科博でやっていた「海の大哺乳類展」のスピンオフ的な感じ。
つくみイルカ島という新しい施設ができるのもあるけど、こうやって地場の、地べたを大切にする雰囲気が好きだ。

科博の人の「国立科学博物館では日本の海に棲んでいる、イルカやクジラをはじめとする海の哺乳類たちが、我々の周囲の海でどのように生き、どのように死んでいるのかを少しでもわかりたいと考えて調査研究を進めています」の"どのように死んでいるのか"に背筋がちょっとシュッとした。
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んで科博でちょっとウケたスナメリのバブルリングマシーンも置かれていた。
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もちろんザトウの頭骨とか、イルカ輸送コンテナに入ってみるハンズオンとか、イルカ用担架とかの展示もありつつ。


そうこうして、うみたまごの常設ゾーンへ。何度も何度も読んだ「うみたまごからの御挨拶」もまたちゃんと背筋を延ばして読み返す。
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そしていつものルート、いつもペースへ。平常運転平常運転。
機材は結婚式用の24-70mm標準ズーム一本という、まあ潔い感じで。
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特別展示は「くっつく!!なかまたち」。といいつつそのポスターの端がはがれかかってるのはご愛嬌。
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コバンザメは
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隅っこに避難。


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アルジーイーターは
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水槽真ん中に入れられたアクリル板に吸い付いており、中の透明板という見せ方はおもちろいなあと思ったり。


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チンアナゴの前では親子連れのお母さんが「見てみいこの魚!足どないなってんねやろなー!」と言っていて「…いや足ないよ魚やねんから」って思った。


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大分の水辺の絶滅危惧種水槽では孫を前におじいちゃんが目を細めていろいろ説明されておられ。


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太刀魚はいつのまにか昔イワシが泳いでいた水槽に動かされており。

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そして恒例の「魚のぞき」*3
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と、こんな感じで黙々と写真撮ってたら、うしろに幼女がやって来たのでどうぞどうぞと譲ってそそくさと退散。





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ちょっと外に出てみたらイルカショーをやるとこで、タオル抱えたスタッフさんが待機。


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イルカショーに人が集まっている隙にマップに載ってない秘密スポット(水槽の上にアクリルが入ってて、乗れるとこ)を満喫。


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トドの子もだいぶ立派になっていて、としみじみしていたら目が合った。


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セイウチ。

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こちらはハセイルカ。たまたま網にかかったらしく、世界でここだけらしい。

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コツメカワウソはサンルームでぬくぬくと居眠り。


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個人的に気に入ったのはこれ。ナマケモノがどこにいるか、見つけた人が動かすマグネット。参加型インターフェース。


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あと座布団代わりのウレタンクッションがところどころ置いてあって、なんかやるなあ、と思ったり。自分は特に遠慮なく床でも地べたでもベタ座りして写真撮ってられるんですけどね。


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トドの子はガラスの方でもかまってくれた。感謝。


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↑ちなみにちょうど4年前、2007年3月の写真。お互い変わってないなあ(ため息)


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ヘッドバンキングラッコ。

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アゴヒゲアザラシ

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うみたまホールは相変わらずぼけーーーーっとするのにちょうど良い雰囲気で。

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フウセンウオ。さすがにこの辺は24-70の標準ズームレンズではきつい。

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ペリカンは通りがかる人たちを威嚇してたのでちょっと対抗しといた。


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イルカは子供たちをおもちゃにしてボール遊びし。
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「おーい、こっちこっち!こっちやって!!」と手を叩きながら目の前を子供が通り、イルカのトレーニング力にちょっと戦いた。


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ゴマフアザラシ

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お姉さんの肩にオオハシが乗ったのを見て萌え萌えな子供たち。君たちには花鳥園おすすめ花鳥園。

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寒かったからかナマケモノは結局このストーブ脇から動かず。

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警備の服を着たお姉さんがイルカに水をあげていた。


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セイウチ。


とそんな感じでブラブラと2時間半ほど滞在。

昔よく話をしていた飼育員さんにもちゃんとバッタリ会えて、「来られるなら連絡して下さいよー」とか言われながら、お久しぶりのご挨拶もそこそこにやっぱり地震の話をして。


色々話を聞いて、大洗は津波被害はそんなでもなかったけど配管が結構外れて大変だったとかで、津波受けたアクアマリンふくしまも含めて、「自家発電あるから何かあっても大丈夫」という感覚がもう通用しないんだなあと。特に淡水専門とかでない普通の水族館は、性質というか目的上防波堤もない岸壁に設置されていることが多いので(美ら海とかアクアスはちょっと高台にあった気がするけど)リスクなんだなあ、と。
通常水族館という場所は、水という重いものを大量に抱えるから建物自体はかなり頑丈に作る必要があるので、建物そのものはまず大丈夫なんだろうけど、自家発やられちゃったり、周辺道路の液状化とかで燃料供給が滞ったり、そもそも人命に直結する所に燃料が優先されて後回しになるとこまで織り込まないといけない時代になってしまった。もちろん飼育生物やスタッフやお客さん(それも子どもが多い)の命を預かる施設である以上、安全であることは必須なのだけど、かといって「自然」から隔離した安全はあの手の施設の存在意義を否定してしまうんだよなあ。
ともやもや考えながらも、基本的には自然相手の最前線にいる人たちなのでそこまで心配はしていない自分がいる訳で。とりあえず日本動物園水族館協会(JAZA)に募金はしなきゃな、と。


とか色々ぐるぐる考えながら館内ぐるぐるしているうちに帰りの時間が迫っていたので、今までで最短滞在時間で惜しみつつ退出。
こんどは妻*4連れで行くぞ。


そんでうみたまごを出て、ロッカーの荷物を出して
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高崎山動物園の張り紙が目についた。「赤ちゃん誕生 名前は「クロマグロちゃん」」
どうしてそうなった…

鉄分の話

バスに乗って、別府駅まで戻り。
JR西日本の予約サイトで取った切符を発券して、乗車券はみどりの窓口で。
なんでそんなややこしいことをするかと言うと、別府から九州横断特急で熊本にでて新幹線で博多に出るルートが予約サイトで出せなかったのですね…。別府−博多だと当然ソニックになるし、途中駅で熊本を入れるとソニック+新幹線で行って戻ってくるルートが出てきてしまったので、個別に特急券だけポチっと。


熊本まで3時間かかるので、軽く腹ごしらえをした後にビールとおつまみの鳥天を買って乗車。
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うみたまごを眺めながら。

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道中こんな感じで激しくのどか。途中にスイッチバックもあってかなり満足。

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途中のどかすぎて居眠りしたりしながら熊本に到着。
せっかくなのでみずほに乗ろうと思って予約取ったんだけど、待ち時間が50分くらいできてしまったのでとりあえず熊本ラーメンを食べたりして。


そしていよいよ九州新幹線のホームへ。

気分はこのCM、と思って新幹線ホームに上がったら、全体的にこんな感じの雰囲気だった。
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新幹線全線開業から2週間は経ったのに、なんかみんなカメラ片手にニコニコそわそわしていて、N700系みずほが入線してきたら一斉に写真撮ってて。
周りの人たちと一緒に写真撮りながら、ほんとに「祝!九州」な気分になってきて、全体的についにこにこと笑ってしまう雰囲気になって。
とりあえず席についてみたものの、また座り心地のいいシートでして。もうこの新幹線東京まで通してよ…という思いで胸がいっぱいになりながら、30分くらいの短い乗車でした。

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博多駅に着いてみずほを見送ってたら、一緒に降りたおばちゃんもずーっと見送っていた。



それで、久しぶりの博多駅はもう見違えるように新しいピカピカの駅ビルになっていて、お酒とおつまみ買うだけだったのに色々目移りしながらいいなあいいなあと思っていたのでした。


地震もあって、放射能とかはまあ大学んときのラジオアイソトープ論の成績それなりに良かったくらいだし別に心配はしてないけど、まあ朝晩の電車の込み具合だけはちょっとね、って感じで特に何とも堪えてないつもりで過ごしていたのに、この九州旅行でやっぱりなんか色々歯車が無理していたのかな、って思って。
なつかしいとこ行って、生き物見たり電車乗ったりおいしいご飯食べたりおいしいお酒飲んだり昔の仲良しさんたちと会ったりとゆらゆらしていたらなんかだいぶ地べたに足が着いた気がした。
さんきゅ、みんな。

そんで、やっぱり九州らぶ。

追記

すみませんタイトルとか4年ぶりとか書いて最初upしましたけど一年間違ってました三年ぶりでした…orz

*1:総務屋さんとしては年度末の鬼のように忙しいときにと思わないでもなかったですけどまあそれはそれで内緒

*2:メレ子さん(id:mereco)のここ一年で旅ブロガーを通り過ぎた7つの水族館たち - メレンゲが腐るほど恋したい もちょう面白いので見てね。っていうかコツメとナマケモノが自分の時よりアクティヴっぽいのに激しく嫉妬

*3:水槽に突き出した半球状の小部屋で、まあ簡単に言うとパラダイス

*4:知り合ったきっかけの一つがうみたまごだったりする